黒革の手帖 DVD-BOX
人気ランキング : 12,019位 定価 : ¥ 15,960 販売元 : アミューズソフトエンタテインメント 発売日 : 2005-02-25 発送可能時期 : 通常24時間以内に発送 価格 : ¥ 14,364
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そして、女はでんぐり返った・・・ |
実業的手腕を持つ女性による男性社会に対する非道なる挑戦、男を喰い物にするがカラダは許さない、というあたり「真珠夫人」を多分に意識して制作されたか、という気がします。「真珠夫人」の瑠璃子が高校時代の恋人を思い続ける純真さを秘めていたのに対し、この作品の元子は男性一般に対するトラウマ/疑心があり、信用に足るという確証を得るまでは、惹かれる相手にも心を開こうとしません。
この辺のテレ朝のチョイス、ナイスですよ。単に菊池寛の原作で後追いすればいいとでも考えているかのような、某局の上を行くものとして、評価出来ると思います。
作品の出来栄えについては、キャストやプロットに部分的な難があった気がしますが、概ね楽しませて頂きました。話の密度も丁度よかった。
泥臭い話である分だけ、俳優さんがクサい演技をするほどに輝くというこの素晴らしさ。皆さんもう好き勝手にやっていらっしゃるようで、撮影現場が作風に反して明るかったというのも理解できます。
目の前で初めて化けの皮を脱いだ元子ママ@米倉と対峙する橋田理事長@柳葉の、アンビバレンツな心境を吐露するシーンが好きです。あの顔はアクの強いギバちゃんじゃないと出来ないですね。
Add subtitles, please |
Excellent TV program, why not add Japanese subtitles. In that way, more people will buy it. TBS, please open your door for suggestions and from now on add subtitles.
昨今の低域ドラマに変貌 |
毎回、楽しみに拝見していましたが、ソフトを購入するほどの出来では
ありません。
極悪な米倉さん抜擢は、さすがだなと感じましたが、ドラマ性と演技は別物。
全体をシビアに観察すれば不満の残るものばかり。
もっと、きちんと演技のできるキャスティングが欲しかったし、脚本の十分な練り返しが
これであったのでしょうか?おまけにセンスの悪い音楽。
どれをとっても、世にも奇妙な物語的世界の展開。
こんな不様なドラマにされて松本先生もかわいそうです。
原作者のファンなら、気になって観てしまうのが常。
多くの視聴者を釣るなら、それなりの仕事もして欲しかったですね。
星ひとつは大まけ。
昭和から現代へのアレンジが巧い |
小説は昭和50年代で、山本陽子がやったドラマも当時昭和50年代で小説と同じだった。
しかし今回のドラマは時代や価値観がまったく違うので、小説の世界観が当てはまらないことも多かったと思う。
そんな中で、ヒロイン像やキャストの設定をアレンジして現代でも違和感なく仕上げ、銀座のクラブという特殊な世界のあやしさは小説同様表現され素晴らしかった。
社会や人の心の裏の話なのに陰湿になってない。今のドラマの作り方としてはアレンジの大成功例と言えるだろう。
最高の原作と最悪の演出と音楽 |
話は松本清張ので面白い。
(当然小説の方が比べ物にならないぐらいなので小説だけ読めば十分。)
このドラマの演出はとても陳腐で恥ずかしい。
米倉の大根ぶりだけでなく 本来、
うまく演出すればいきるはずの柳葉や津川も喜劇的な演技で
さらにしらけさせてくれる。(よかったのは室戸滋といっけいぐらい。)
まあなによりもその安っぽいBGMは
これって狙っているの?と思わせるほどひどいである。
(特に5分に1回流れるフラメンコ調の音楽は恥ずかしい。)
もっとちゃんとしたスタッフで再製作されることを強く願う。
原作を無視した
最後の幼稚なシーンが受け入れられるのはゆとりの教育のせいか?